仮想通貨

【初心者必見】仮想通貨の取引所と販売所の違い|知らないと損する使い分けのコツ

こんな悩みを解決できる記事になっています!

よぎ
よぎ

結論、初心者で手数料を安く抑えたいなら取引所がおすすめです!

この記事を読むと、取引所と販売所の違いが理解でき、損をしない仮想通貨取引ができるようになります。

記事前半では取引所と販売所の違いを、後半ではあなたがどちらを使うべきかを解説しているので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

仮想通貨の取引所と販売所の3つの違い

取引所と販売所の違いは、下記のとおりです。

取引相手相場の決まり方手数料
取引所他のユーザー(ユーザー同士の売買)希望価格で成立変動
販売所運営会社(あなた⇄運営会社)運営元が決定スプレッド

運営会社が設定している、販売価格と実際の価格の差額のこと。この差額が運営会社の利益となっている。

それぞれをくわしく見ていきましょう。

1.  取引相手が違う

取引所はユーザー同士、販売所は運営会社との直接取引である点が違いです。

たとえると、取引所はフリマのように、直接やり取りができ、販売所はスーパーのように取引をする間に運営会社(仲介業者)が入っているのに近いです。

2. 相場の決まり方が違う

相場の決まり方も取引所と販売所の違いの1つです。

取引所では、買い手と売り手の希望価格から相場が決まります。

一方、販売所では仮想通貨の運営会社が決めた価格で売買が行われ、買値と売値の間には「スプレッド」と呼ばれる差があります。

3. 手数料が違う

取引所は変動式の手数料となっており、取引量に対して0.01〜0.15%程度が基本です。

販売所は手数料無料と書かれている場合が多いですが、スプレッドという実質手数料が2〜10%程度かかります。

実際に、1万円分のビットコインを購入した場合は以下のようになります。

1万円分のビットコインを購入した場合

取引所:1〜15円の取引手数料
販売所:200〜1,000円のスプレッドコスト

このように、手数料無料でもスプレッドを踏まえて考えると、取引所のほうが安く購入することが可能です。

販売所の4つのメリット

販売所のメリットは以下です。

くわしく見ていきましょう。

1.  自動で積立投資ができる

販売所で最も大きなメリットが、毎月決まった金額を自動積立ができることです。

特に初心者が、1番取り組みやすく、成果を出しやすいのが自動積立による投資だと言えます。

具体的には、毎月決まった金額を購入する、ドルコスト平均法を実践することが可能です。初心者の多くの失敗する原因である、感情任せのトレードを回避できます。

初心者の方は自動積立機能の利用を検討してみてください。

よぎ
よぎ

売却の際は販売所ではなく取引所を選ぶと、手数料を抑えられます!

2. 取り扱っている仮想通貨の種類が多い

仮想通貨の取り扱い銘柄が多いことは、販売所のメリットと言えます。

実際に、同じ仮想通貨運営会社であっても、販売所でしか買えない銘柄もあります。

たとえば、BITPOINTでは、Astar(ASTR)トークンを購入する場合、販売所でしか取引できません(2025年8月時点)。

よぎ
よぎ

仮想通貨投資の初心者は、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨に投資するのがおすすめなので、最初はメリットに感じないかもしれません。

3. 初心者でも操作が簡単

直感的な操作で取引ができるのが販売所の魅力で、表示された金額で欲しい銘柄をすぐに買えます。

使いやすくなっているのは、運営会社によって仮想通貨がいつでも買えるように準備されているからです。

また、注文は直感的に操作でき、初心者でも直感的に利用できます。

以下は実際のアプリの画面です。

手軽に仮想通貨取引を始めたい方は、販売所で取引してみましょう!

4. すぐに取引できる

販売所はいつでも即時に売買が可能です。

たとえば、暴落時にすぐに売りたい場合は販売所を利用するようにしましょう。

取引所で売却する場合、買い手が見つかるまで時間がかかる可能性があります。

よぎ
よぎ

暴落時に売るまで時間がかかっていると、もっと下がってしまう可能性があります。

販売所ではすぐに取引ができると覚えておいてください。

販売所の3つのデメリット

次は販売所のデメリットを紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

1.  手数料が高い

販売所のスプレッドは、取引所の手数料よりも高くなっています。

ビットコインの手数料は、取引所を使用すると取引価格のおよそ0.01〜0.15%です。

しかし、販売所では約3%前後のスプレッドを負担することになります。

よぎ
よぎ

10万円分買った場合は、約3,000円も損してしまいます。

同じ銘柄でも、取引所と販売所でかなり差がありますよね。

手数料は投資成績に大きな影響を及ぼすので、デメリットと言っていいでしょう。

仮想通貨投資の初心者は、知らずに販売所で購入するケースがかなり見られます。

よぎ
よぎ

知識がないと、販売所で購入してしまう導線なので、ぼくも始めたての時は間違えていました。

加えて、価格の変動が大きいタイミングでは、いつもよりスプレッドが高くなります。

このように、販売所のスプレッドは高いので、自動積立のみで販売所を使うのがおすすめです。

2. 短期売買で利益を上げにくい

販売所での短期売買は収益性が低い傾向にあります。

取引ごとにスプレッドコストが発生するため、それを上回る利益を確保する必要があるからです。

そのため、販売所は長期保有を前提とした投資戦略に適しているといえるでしょう。

3. レバレッジ取引が使えない

レバレッジ取引とは、自分の持っている資金より多くの金額で取引できる取引方法です。

よぎ
よぎ

1万円の資金を2倍にして運用できるイメージです。

ただし、損失も2倍になるため、リスクの高い取引方法と言えます。

しかし、レバレッジ取引は中上級者向けなので、初心者の方にはあまりデメリットになりません。

取引所の3つのメリット

次は取引所のメリットを紹介します。

よぎ
よぎ

手数料の安さが1番の魅力です。

1.  手数料が安い

取引所の手数料は、販売所のスプレッドよりも安いです。

なぜなら、取引する相手がユーザーなので、仲介手数料が発生しないためです。

ビットコインを購入する場合、販売所の約1/30〜1/300の手数料で購入できるケースもあります。

よぎ
よぎ

普段は取引所で仮想通貨を買っています。

2. 資金管理が簡単

取引所では、どのくらいになったら売買するのかを先に設定することが可能です。

また、取引の際には決済時の利益と損失額を知ることができます。

したがって、運用資金がなくならないように調整しやすくなります。

3. 理想の価格で売買しやすい

理想の価格で取引するなら、取引所がおすすめです。

販売所とは違って、取引価格はユーザー同士で決定されるためです。

指値注文や逆指値注文を使い、あらかじめ決めておいた金額でなければ取引が成立しないようにすることが可能です。

取引所の3つのデメリット

手数料を安くできる取引所ですが、下記3つはデメリットになります。

ひとつずつ見ていきましょう。

1.  取扱い銘柄が販売所に比べて少ない

どこの国内取引所も、取引所で購入できる銘柄が販売所よりも少なくなっています。

たとえばコインチェックの場合、2025年8月時点で販売所で34銘柄あるのに対し、取引所では25銘柄しかありません。

買いたい銘柄が販売所にしかない場合があるので、口座を作る前に取引所でも買えるのか確認しましょう。

よぎ
よぎ

取引所の取扱い銘柄数が豊富なbitbank(ビットバンク)がおすすめです。

2. 取引の成立までに時間がかかる場合がある

希望価格を設定して売りを選んだ場合は、指定した価格で買いたい人が現れるまで取引が成り立ちません。

特に、取引が活発でない銘柄や時間帯では成立しにくい傾向があります。

また、希望額の設定がうまくできていないと、取引が成立せず機会損失になるので注意しましょう。

3. 自動積立ができない

自動積立設定は販売所のみで可能です。

ただし、取引所でも手動で毎月購入すれば、積立投資をできます。

初心者が仮想通貨投資を継続していくのであれば、販売所の自動積立が感情に左右されることがないためおすすめです。

実は初心者にとって、暴落時は買い増す機会です。
もし、手動で積み立てをしていると「まだ下がりそうだから、今月はやめておこう」というふうになって、積立投資の恩恵を受けられなくなります。

よぎ
よぎ

初心者こそ、スプレッドが発生しても自動積立を活用することをおすすめします。

ちなみに、完全に自動で積立ができるのはCoincheck(コインチェック)です!

なお、売却の際は取引所を利用すればスプレッドを無駄にかけずに済みます。

【シチュエーション別】取引所と販売所の選び方

取引所と販売所の違いを解説してきましたが、シチュエーションごとにどちらが合っているのかを見ていきましょう。

販売所が適しているケース

下記に当てはまる場合は販売所の利用がおすすめです。

こんな人は販売所

  • 高騰しているタイミングですぐに買いたい
  • 複雑な操作が不安
  • 自動積立で長期保有を考えている
  • 取引所では買えない銘柄を買いたい

販売所は直感で操作でき、提示された価格に対して「買う」または「売る」ボタンをタップするだけで即時に取引が完了します。

よぎ
よぎ

完全に自動で積立をする場合は、コインチェックがおすすめです!

取引所が適しているケース

こんな人は取引所

  • 手数料を低く抑えたい
  • 取引価格を自分で決めたい
  • 短期トレードで取引をする
  • 自分で投資判断をしたい

手数料を抑えて購入し、取引価格を自身で決めたい場合は、取引所の相性が非常に良いでしょう。

取引所では、ユーザー同士の「買いたい価格」と「売りたい価格」がリアルタイムでマッチングされるため、市場価格に近い取引が可能です。

投資判断を自分で行いたい方にとっては、取引所がおすすめです。

よぎ
よぎ

初心者にも、自動積立以外は、取引所の利用を強くおすすめします!

【検証】実際に購入する時、取引所と販売所でどう違うのか?

実際に取引所と販売所で購入する際の流れの違いを確認してみましょう。
また、手数料によりどのくらい差が生じるのかも検証しました。

販売所で1万円分のビットコインを買った場合

販売所での流れは以下のとおりです。

販売所で購入する流れ

1万円分買いたい場合、金額(10,000円)を入力

運営会社が設定した価格で、対応する数量が自動で算出される
例:10,000円 → 0.0006201BTC

「買う」ボタンを押せば即時購入

よぎ
よぎ

購入したい分の 日本円を入力するだけで「どれくらい買えるか」が自動でわかる!

取引所で1万円分のビットコインを買った場合

取引所での流れは以下のとおりです。

取引所で購入する流れ

買いたい金額(10,000円)のBTC枚数をChatGPTなどで調べる
※レートは常に変動しているので、購入の際は変わる場合があります

成り行き注文で、1万円分のビットコインの枚数を入力
例:0.0006347BTC → 10,000円

「買う」ボタンを押して、取引完了まで数秒待つ

売りを出しているユーザーの1番安い価格で買う方法

よぎ
よぎ

販売所で購入すると、「0.0006201BTC」に対して、取引所だと「0.0006347BTC」でした。

つまりこのとき、2.28%の差があるということです。

スプレッドは取引ごとに発生するため、なるべく取引所で購入しましょう。

初心者が気を付けるべき5つの注意点

初心者が特に気を付けるべき注意点について解説します。
知識不足によって数万円を無駄にしてしまいかねないので、気を付けましょう。

1.  「取引所=割高」とは限らない

国内の仮想通貨取引所のサイトでは、「販売所は手数料無料」「取引所は手数料0.1%〜0.15%」と記載されています。

しかし、スプレッドコストを含めて考えると、取引所のほうが結果的に安く購入できるケースが多いです。

2. 「販売所=手数料無料」ではない

販売所は手数料が取られない代わりに、売買価格に差を付けることで収益を得ています。これは実質の手数料であり、決して手数料無料ではありません。

3. 同じ仮想通貨でも場所で値段が違う

取引所や販売所、海外取引所など、購入する場所によって同じ銘柄でも価格が異なります。

4. 入出金や送金にも手数料がかかる

仮想通貨は購入や売却時だけでなく、取引所からウォレットへ送金するときや、日本円を入出金するときにも手数料が発生します。

特に海外取引所への送金は手数料が高くなる傾向があるので、事前に確認しておきましょう。

5. 少額投資では手数料負けしやすい

初心者のうちは少額で試す人も多いですが、販売所のスプレッドや頻繁な売買による手数料負担が利益を大きく削ってしまいます。

そのため、取引所形式でコストを抑えて購入し、長期保有を基本とする投資スタイルが望ましいでしょう。

仮想通貨の取引所と販売所に関するよくある質問

販売所で買って取引所で売却は可能?

はい、販売所で購入した仮想通貨を取引所で売却することは可能です。

大体の国内取引所では、取引所と販売所の機能が同じアカウントの中にあります。
たとえばコインチェックやビットバンクなどでは、販売所で購入したビットコインをそのまま取引所の画面で売りに出すことが可能です。

また、別の国内取引所へ送る場合(コインチェックからビットバンクへ送る)には、送金手数料やネットワーク手数料、反映時間にも注意が必要です。

取引所と販売所を上手に使い分けるコツとは?

販売所で購入、取引所で売却という使い分けは可能です。
そして実際、多数のユーザーがこのように用途によって使い分けています。

「すぐに買いたい」ときは販売所が適しています。
一方、「手数料を抑えて、安く買いたい」なら取引所が最適です。

取引の用途やタイミングによって、取引所と販売所を上手く使い分けるのが、失敗をしないためのポイントです。

販売所で買うと損するって本当?

絶対に損をするというわけではありませんが、販売所は取引所よりスプレッド(価格差)が大きいため、最終的に価格が高くなって手数料で損をしてしまう場合があります。

使いやすさを重視するなら販売所、手数料を低くしたいなら取引所が適しています。

取引所は使い方が難しいって本当?

初心者には少々難しく感じるかもしれませんが、基本的な使い方を覚えてしまえば問題なく使いこなせるでしょう。

株式取引の経験者であれば、注文の仕組みにもすぐ慣れると思います。

よぎ
よぎ

僕は株の経験もありませんでしたが、取引所を使えるようになりました!

仮想通貨投資の初心者でも最初から取引所で買って大丈夫?

はい、初心者でも取引所から始めることはできます。

ただし、初めは少額で試してみたり、成行注文でシンプルな買い方から慣れていったりするのがおすすめです。必ずしも販売所で買う必要はありません。

取引所と販売所ではどちらが安い?

手数料は取引所のほうが圧倒的に安くなっています。

まとめ | 取引所と販売所それぞれの特徴を理解して使い分けよう

取引所と販売所には、それぞれ違ったメリットとデメリットがあります。

まとめると、いつもの取引はスプレッドのかからない取引所、積立投資を行うなら自動設定可能な販売所がおすすめです。

また、販売所で買ったときでも、売る際は取引所を選ぶようにしましょう。

よぎ
よぎ

余計なスプレッドが回避できます。

まだ仮想通貨投資を始めていない人も、ぜひ少額から始めてみましょう。少額で短期的には稼げなくても、中長期的には大きな利益につながる将来性があります。

よぎ
よぎ

ぼくのおすすめは、メイン使いなら取り扱い銘柄の多いbitbank(ビットバンク)、自動で積立するにはCoincheck(コインチェック)です!

販売所は、使い方がかんたんで初心者にもやさしい反面、スプレッドによって見えにくい手数料が生まれます。
一方、取引所は自由度が高く、相場に近い値段で売買できる強みがありますが、最初は少し使いにくいかもしれません。

上手に使い分けると有利に仮想通貨の投資をできるようになります。

まずはご自身に合ったやり方で始め、少しずつ取引所の操作に慣れていけば、無駄なコストを使わずに効果的な運用ができるでしょう。

  • この記事を書いた人

よぎ たいが

「仮想通貨投資で資産形成」をテーマに発信をしています!

-仮想通貨