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ビットコイン積立は毎日か毎月どっちが得?手数料・積立期間を7社で比較

こんな悩みを解決できる記事になっています!

実は、相場状況によって最適解は変わります。下降局面では「毎日」、上昇局面では「毎月」の積立投資のほうがパフォーマンスが高いです。

本記事では、「毎日積立」と「毎月積立」のどちらがいいのか、あなたにはどんなビットコイン積立が合っているのかがわかります。

記事前半では、「毎日積立」と「毎月積立」だとどう違うのか、記事後半では積立投資を最大限活かすためのコツを解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

ビットコインの積立投資で効果的なのは「毎日積立」と「毎月積立」どっち?

結論、ビットコインの価格変動局面によって、毎日積立と毎月積立の有利性は変わります。

毎日積立は価格が下落している時期に強く、毎月積立は価格が上昇している時期に効果的とされています。

価格が日々下落している相場では、毎日積立の方が購入量が多くなり、反対に上昇相場では毎月積立の方が平均購入価格を抑えられることが理由です。

具体的には、10,000円で積立する場合、価格上昇局面では月1回まとめて購入した方が安値で多く買えます。

一方、価格下落局面では毎日少額ずつ購入することで、損失を最小限にできます。

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どちらもドルコスト平均法による価格平均化効果は得られるため、相場を見て決めるのが重要です。

一定期間ごとに同じ金額で金融商品を継続購入する投資手法。価格変動に関係なく定額で買い続けることで、平均の購入価格を安定させ、リスクを軽減できます。

ビットコイン積立投資のシミュレーション2パターン

実際の積立金額でのシミュレーション結果を確認することで、毎日積立と毎月積立の効果を具体的に比較できます。どちらの方法が自分の投資スタイルに合うかイメージしてみましょう。

1. 毎日500円を積立投資した場合

毎日500円という金額は、コーヒーやランチを1回我慢する程度の感覚で始められる投資額です。

では、実際にシミュレーション結果を見てみましょう。

2年間毎日500円を積立した場合、元本365,500円が1,031,518円になり、約2.8倍に増加したという結果が見られました。

積立数量は0.07651317 BTCとなり、グラフからは2年間を通じて段階的に評価額が上昇している様子を確認できます。

このような結果になるのは、価格が安い時により多くのビットコインを購入でき、価格変動が激しいほど平均購入価格を抑える効果が高まるからです。

たとえば、ビットコインの価格が年初に400万円、途中で200万円に下落し、年末に500万円に回復したとします。このような変動があった場合、価格が200万円と安い時期により多くのビットコインを購入できるため、平均購入価格を大幅に抑えられます。

毎日積立は、価格変動のメリットを最大限活用できる投資方法といえるでしょう。

2. 毎月10,000円を積立投資した場合

毎月10,000円の積立は年間12万円の投資となり、まとまった金額を計画的に投資したい方に適した方法です。管理しやすく、家計への負担を把握しやすいメリットがあります。

毎月10,000円でビットコインを購入する設定で2年間積立した場合、元本240,000円が483,123円になったシミュレーション結果が見られます。

積立数量は0.02820134 BTCとなり、グラフからは2年間を通じて着実に資産が増加している様子を確認できました。

毎月積立の場合、購入タイミングが月1回に限定されるため、その月の価格水準が投資結果に大きく影響します。

価格が高値圏にある月は購入量が少なくなり、安値圏では多く購入できるという特徴があります。

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投資管理の手間を減らしたい方や、月単位で投資計画を立てたい方にとって取り組みやすい積立方法といえるでしょう。

ビットコインの積立投資が向いている人の3つの特徴

ビットコインの積立投資は万人におすすめできる投資方法ではありませんが、以下の条件に当てはまる方にとって効果的です。

1. ビットコイン投資を始めたばかり

少額で始められるのが積立投資のよいところで、生活に無理のない範囲で手軽にスタートできるので、初心者にもハードルが低いのが最大の特徴です。

最小設定額は取引所によって異なり、Coincheckは1日あたり約300円から、GMOコインは500円から、bitFlyerは1円単位での設定が可能となっています。

たとえば、コンビニでジュースを買うのを我慢する程度の500円から投資を始められるため、ビットコインの世界に足を踏み入れるきっかけとして最適です。

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設定金額は途中で変更できるので、少額から始めてみましょう!

1BTCからではなく、0.000028BTC(約500円)ほどから購入でき、無理なく・気負わず・継続的に資産形成ができる方法として選ばれています。投資経験がない初心者でも安心してスタートできる投資方法といえるでしょう。

2. ビットコインの値動きが激しいことが不安

ビットコイン投資を始めたいが、値動きが激しくどのタイミングで買えば良いかと悩んでいる方にも積立投資が向いています。

ビットコインは1日で10%以上価格が変動することも珍しくなく、購入のタイミングを見極めるのは困難だからです。

積立投資の魅力は、値動きを読む必要がない手軽さです。価格の変動に一喜一憂する必要がありません。毎日や毎月自動的に購入されるため、高値で買ってしまった後に価格が下落して後悔するといった感情的なストレスを軽減できます。

「リスクが高そう」、「取引のタイミングが分からない」、「忙しくて取引の時間が確保できない」といった不安や悩みを持っている方もいるでしょう。しかし積立投資なら、これらの悩みをすべて解決できます。

3. ドルコスト平均法でリスク分散をしたい

ドルコスト平均法によってリスクを最小限に抑えられるのが、積立投資の大きなメリットです。

一定期間ごとに同じ金額で金融商品を継続購入する投資手法。価格変動に関係なく定額で買い続けることで、平均の購入価格を安定させ、リスクを軽減できます。

購入のタイミングを分散させて購入単価を安定させることで、価格変動のリスクを軽減できる投資方法として金融の世界では広く認知されています。

たとえば、ビットコインが500万円の時に1万円分購入すれば0.002BTC、300万円の時なら0.0033BTC購入できるため、自動的にリスク分散が行われます。

複数回に分けて購入する時間分散によってリスクが低減できるため、一括投資によるタイミングリスクを避けたい慎重な投資家にとって理想的な投資手法といえるでしょう。

ビットコインの積立投資の4つのコツ

ビットコインの積立投資で成果を出すには、単に始めるだけでなく適切な運用方法を知ることが重要です。

以下の4つのポイントを押さえることで、効果的な資産形成を目指せます。

1.  複数の銘柄に分散投資する

ビットコイン単体での積立に慣れてきたら、イーサリアムやリップルなど他の仮想通貨にも投資を広げることもおすすめです。

1つの銘柄だけに集中投資していると、その通貨が大きく下落した際に資産全体がダメージを受けてしまいます。

たとえば、ビットコインが20%下落した場合、ビットコインのみに投資していれば資産も20%減少します。しかし、複数の通貨に分散投資していれば、他の通貨の上昇により損失をカバーできる可能性があります。

投資配分の一例として、ビットコイン60%、イーサリアム30%、その他の主要通貨10%といった具合に分散することで、リスクを効果的に抑えられるでしょう。

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ビットコイン以外の銘柄にも投資をする場合は、それぞれの通貨の特徴や強みを理解することが重要です。

仮想通貨市場では各通貨が異なる値動きを見せることが多いため、分散投資により安定した資産形成を目指せます。

まずはビットコインで積立に慣れ、徐々に投資対象を広げていくのがおすすめです。

2. 積立金額をなるべく一定にする

積立投資で最も重要なポイントは、設定した金額を継続的に維持することです。

「今月は余裕があるから多めに」「今月は厳しいから少なめに」といった変更を頻繁に行うと、ドルコスト平均法の効果が薄れてしまいます。

ドルコスト平均法は一定額を定期的に購入することで価格変動のリスクを分散する手法のため、金額を頻繁に変更すると結果的に高値掴みのリスクが高まる可能性があります。

最初は無理のない少額から始めて、生活に支障がない範囲で金額を決めることが大切です。一度決めた積立額は長期間維持し、どうしても変更が必要な場合は段階的に調整する程度に留めておきましょう。

3. 1年に数回ポートフォリオを見直す

長期間積立投資を続けていると、各通貨の価格変動により当初設定した資産配分が大きく崩れることがあります。

定期的な見直しにより、理想的なバランスを維持することが資産管理のコツです。

具体例として、ビットコイン60%、イーサリアム40%で始めた場合、ビットコインが大幅に値上がりすると配分が80%対20%になることもあります。この状態が続くとビットコインへの依存度が高くなり、下落時の損失が大きくなってしまいます。

年に2〜3回程度、資産配分を確認し、必要に応じて調整すれば、分散投資のメリットを維持することが可能です。

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ただし、頻繁すぎる調整は手数料がかかるため、大きくバランスが崩れた時のみ行うのが効果的です。

4. 主要な仮想通貨銘柄を選ぶ

積立投資では時価総額上位の主要銘柄を選ぶことが安全性と利率の両面で重要です。

マイナーな通貨は短期間で大きく値上がりする可能性がある一方、将来的に取引されなくなるリスクも高いためです。

時価総額ランキング上位のビットコインやイーサリアム、リップルなどは多くの投資家に支持され、取引量も安定しています。これらの通貨は技術的な裏付けがあり、長期的な発展を期待できることが特徴です。

一方、時価総額の小さい草コインと呼ばれる通貨は、価値がほぼゼロになった事例も数多く存在します。

時価総額が小さく、話題性のみで価値の裏付けが乏しい仮想通貨のこと。

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草コインで大損しないためには投資する銘柄の特徴や強みを理解するようにしよう!

CoinMarketCapなどの情報サイトで時価総額ランキングを確認し、上位10位以内の銘柄から選ぶことをおすすめします。

積立投資は長期間継続する投資手法のため、将来性と安定性を重視した銘柄選択が成功への鍵となります。

ビットコインの積立投資ができる国内取引所

ビットコインの積立投資を始める際は、各取引所の手数料体系と積立頻度を比較して自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。

主要7社の特徴と、特におすすめの3つの取引所について詳しく解説します。

【7社比較】仮想通貨取引所の手数料や積立頻度の違い

国内取引所自動入金積立頻度最小積立額スプレッド(BTC)銘柄数
Coincheck日、月1万円/月約300円/日5.90%31銘柄
OKJ日、週、月1000円/日~月1.90%37銘柄
bitFlyer日、週、月1円/日~月5.80%37銘柄
BITPOINT5000円/月4.60%31銘柄
GMOコイン日、月500円/日~月4.80%19銘柄
SBI VCトレード日、週、月500円/日~月5.30%34銘柄
Bit Trade日、週、月1000円/日~月5.50%37銘柄
(2025年8月17日時点)

国内の主要な仮想通貨取引所では、多くが積立投資サービスを提供しており、それぞれ異なる特徴を持っています。

銀行から自動で入金まで行う、完全自動積立を利用できるのはCoincheckとBITPOINTです。

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完全自動積立にすれば、取引所に入金しておらず積立投資ができていなかったという心配がありません。

積立頻度と最小金額については、bitFlyerが1円から、GMOコインが500円から、Coincheckが1日300円からとなっており、初心者の参入ハードルも低いといえます。

どの取引所の積立でも販売所での購入となるため、スプレッドがかかる点に注意が必要です。スプレッドを抑えたい方は、取引所で毎月決まった日に手動で購入を行いましょう。

これらの違いを踏まえ、投資金額や重視するポイントに応じて最適な取引所を選んでみてください。

積立投資におすすめの3つの国内取引所

ビットコイン積立投資において、初心者から上級者まで幅広く支持されている取引所を厳選しました。各取引所には独自の強みがあり、投資スタイルや重視するポイントによって最適な選択肢が変わります。

1. Coincheck(コインチェック)

画像引用:Coincheck

口座振替による自動引き落としに対応しているため、一度設定すれば入金から積立まで完全自動化できる点が最大の魅力です。

月イチつみたてプランと毎日つみたてプランの2種類から選択でき、最低積立額は月10,000円からとなっています。

ビットコイン以外のアルトコインにも幅広く分散投資したい方や、完全自動化による手間のかからない積立投資を希望する方に最適です。

取扱銘柄の豊富さにより、ポートフォリオの多様化を図りたい投資家から高い支持を得ています。

2. OKJ(オーケージェー)

画像引用:OKJ

OKJは、国内取引所の中で最もスプレッドが小さいです。自動積立を利用したいけど、スプレッドが気になる方におすすめです。

毎日・毎週・隔週・毎月から積み立て頻度を選ぶことができ、金額も1,000~200,000円と柔軟に設定できることもメリットといえます。

ただし、銀行から取引所への入金は自動で行うことができないため、定期的に取引所に積み立て用の資金を用意する必要があります。

日本円の入金手数料は無料なので、安心して利用できるでしょう。

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スプレッドに懸念を持っている方にとって1番おすすめなのは取引所での購入です。

手動なので、忘れてしまうとドルコスト平均法の効果が弱くなるので注意しましょう!

3. bitFlyer(ビットフライヤー)

画像引用:bitFlyer

1円という業界最小額から積立投資を開始できる点が最大の特徴です。毎日・毎週・毎月の3つの積立頻度から選択でき、37通貨という豊富な銘柄への投資が可能となっています。

少額で始めてみたい、豊富な銘柄を重視する方に適した取引所といえるでしょう。

注意点は、完全自動積立機能がないため、定期的に取引所へ入金作業をする必要があることです。

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日本円の入金をする際は、住信SBIネット銀行であれば入金手数料が無料です。

その他の銀行を使用する場合は、入金手数料として330円がかかります。

ビットコイン積立投資に関するよくある質問

ビットコイン積立投資を検討する際に多くの方が抱く疑問や不安についてまとめました。

ビットコイン積立はやめとけって聞いたけど本当?

「やめとけ」といわれる主な理由は、積立サービス利用時にスプレッドが平均3%程度発生することが原因です。これらは確かに投資効率を下げる要因となります。

しかし、初心者には積立投資はメリットにもなります。

ビットコインは価格変動が激しいため、初心者は感情に左右されたトレードをしてしまいがちだからです。積立投資であれば、そうしたリスクを軽減できます。

「やめとけ」という意見は一面的な見方であり、適切なリスク管理と投資手法を選択すれば有効な投資方法といえます。重要なのは自分の資産状況や投資目標に合わせて判断することで、他人の意見に左右されすぎないのが大切です。

ビットコイン積立は意味がない?

「意味がない」といわれる理由は、元本割れリスクや利益が出るのが遅いなどのデメリットがあるためですが、これは短期的な視点での判断に過ぎません。積立投資の本質は長期的な資産形成にあります。

積立投資は定期的に同じ金額で購入してリスクを分散し、長期的なリターンを狙う戦略として金融業界で確立された手法です。

S&P500やオルカンといった株式積立の代表指数と比べても、将来的にさらに高いリターンを狙える期待があるとされています。

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価格の上下が激しいビットコインのリスク管理として、積立投資は有効な手法といえます。

長期投資と積立投資の組み合わせは初心者におすすめです!

ビットコイン積立の取引所選びのポイントは?

取引所選びで最も重要なポイントは、自動口座振替対応の有無とスプレッドの狭さです。完全自動化を求める場合と手数料を重視する場合で、選択すべき取引所が変わります。

完全自動化を重視する場合は、日本円の自動口座振替に対応しているCoincheckやBITPOINTがおすすめです。完全自動化であれば、銀行口座から自動で資金が引き落とされ、設定した金額でビットコインを購入してくれるため、手間をかけずに積立投資を継続できます。

一方、手数料を最優先に考える場合は、スプレッドが狭いOKJが適しています。

また、少額から始めたい方にはbitFlyerの1円積立が魅力的です。

自分の投資スタイルと重視するポイントを明確にして、それに合った特徴を持つ取引所を選ぶことが重要です。

ビットコインの積立投資はどのくらいの期間するべきですか?

積立投資の性質上、短期ではなく長期投資で効果を発揮するため、最低でも3年以上の投資期間を設定することを推奨します。ビットコインの価格サイクルを考慮すると、1年~2年の視点が重要です。

長期投資が重要な理由は、価格が下がるときと上がるときの両方を経験することで、ドルコスト平均法の効果を最大化できるからです。

短期間では一時的な価格変動に左右されてしまい、積立投資の本来のメリットが活かされません。

ただし、積立投資は早く始めるほどリターンが期待できるという特徴もあります。時間を味方につけることで複利効果を活用でき、長期的な資産形成において大きなアドバンテージとなります。

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ビットコインは4年に1回訪れる、半減期の翌々年のタイミングで価格が下がる傾向があります。

取引を承認する人(マイナー)の報酬が半減するイベント

ビットコイン積立のデメリットは?

最も大きなデメリットは取引コストが割高になることです。

積立サービスを利用すると販売所でのスプレッドが必ず発生し、平均3%程度のコストがかかる点です。これは長期的に見ると投資効率を大きく下げる要因となります。

スプレッドを軽減するには、取引所形式での手動購入によりスプレッドを削減するといった対策が有効です。

仕組みを理解した上で適切な対応をすれば、積立投資の効果を十分に活用できるでしょう。

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積立投資を利用して販売所での購入をした場合、売却の際は取引所を利用しましょう!

まとめ|リスク分散をしたビットコインの積立投資を始めよう

本記事のまとめです。

ビットコインの積立投資において、「毎日積立」と「毎月積立」のどっちが有利かは、積立期間中の価格変動局面によって決まります。

下落相場では毎日積立が、上昇相場では毎月積立が効果的とされています。

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どちらを選ぶか迷う場合は、より細かい分散効果が期待できる「毎日積立」がおすすめです。

ただし、積立投資で重要な点は継続することであり、複数銘柄への分散投資、一定額の維持、定期的なポートフォリオ見直し、主要銘柄の選択が成功のコツとなります。

取引所選びでは、完全自動化を求めるならCoincheck、手数料重視ならOKJ、少額スタートならbitFlyerが適しています。積立投資は最低1年以上の長期視点で取り組むことで、ドルコスト平均法の効果を最大化できるでしょう。

  • この記事を書いた人

よぎ たいが

「仮想通貨投資で資産形成」をテーマに発信をしています!

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